苔ってすごい!
親子で楽しめる台湾原住民の言い伝えから自然との共生を学ぶ絵本
日本でもファンが多い種籽設計が台湾の原住民たちが受け継いできた昔話からイメージを作り上げ、心温まる文章とイラストで自然の素晴らしさと友情の大切さを伝える絵本。
2話構成で、生き物同士の助け合いの温かさを感じるだけでなく、小さくて目立たない苔の存在を理解することができます。 人間と自然が共生する方法を親子で学ぶための一冊です。
●1話 アーダオとドゥワイは双子のコケの兄妹。もともと海に住んでいた二人は陸に憧れ、森へ出て行きます。水源を探す過程で石や大木、イノシシと出会います。温かさと助け合いの物語には、先人のエコロジーの知恵が込められています。 ●2話 台湾原住民族サイシャット族の少年・アルロは「大人になるための試験」の途中ではぐれてしまいます。山で迷ったアルロはコケの兄妹の出会い、森の知識を得て村に帰ることができました。
【著者プロフィール】
農業部林業及自然保育署
林業及自然保護局は、台湾全体の森林と自然資源の経営管理を担当し、森林の持続的な経営、生態環境の保護、生物多様性の維持を行い、生態系の完全性を確保し、多様な生態系のサービス利益を共有し、"持続可能な林業・生態台湾"のビジョンを実現します。
種籽設計
台湾のイラストレーター集団、デザイン事務所。グラフィックデザイン、WEBデザイン、プロダクトデザインなどを手掛けるほか、体験をデザインする「ストーリーテリングデザイン」を提供。二十四節気や食に関する書籍を台湾にて多数刊行しているほか、イベント企画や食品・料理の提供など、風土や食に関わる体験を総合サービスとして提供している。
沢井メグ
中国語翻訳者、ライター。上海万博での勤務、通訳・翻訳業を経て、2011年よりWebメディアでライター/エディターとして活動。中国や台湾をはじめとする中国語圏のニュースの翻訳のほか、現地の漫画やアニメ等ポップカルチャーの紹介や取材を行う。2020年に独立。現在は多数の媒体で台湾経済誌や著名人のコラムを翻訳、オリジナル記事の取材・執筆。訳書に『TAIWAN EYES GUIDE FOR台湾文創』の翻訳パート担当(共訳)、『用九商店』(1)〜(5)、『DAY OFF』(共にトゥーヴァージンズ刊)。